今回は、豊岡市竹野町にある「うちげの料理 八塩」さんをご紹介します。
オープン当初から「とにかく美味しいから!」と知人に熱烈におすすめされ続け、ついに念願の訪問を果たしました。
竹野の地魚を使った、心温まる絶品和食コース、丁寧な血抜き処理だからこそ味わえる、臭みのない極上のお寿司、「私の家」のようにくつろげる、海辺の穏やかな隠れ家空間。
想像を遥かに超える感動の体験を、たっぷりの熱量でお届けします!
本当に、もっと早く訪問すれば良かった…、と心から思いました。
当ブログの記事は、筆者が直接足を運び、実際にいただいた上で、本当に「美味しい!」と思ったものだけを紹介しています。ポリシーについての詳細はこちらのページをご覧ください。
ずっと行きたかった海街のレストラン「うちげの料理 八塩」へ

「うちげの料理 八塩」さんがあるのは、美しい日本海が広がる兵庫県豊岡市竹野町ののどかな漁師町。
お店から徒歩1分の場所には、透き通るような海が魅力の竹野弁天浜があります。
車を降りた瞬間にふわりと漂う潮の香りが心地よく、お店に入る前からリラックスモードに切り替わっていきます。
2018年6月のオープン以来、ずっと気になっていたお店。
何年越しなんだ…、というツッコミはそっと胸にしまい、今回は奥さんと二人、少し特別なご褒美ランチとしてうかがいました。
「うちげ(私の家)」という名の通り、温かくて心地よい店内

店名にある「うちげ」とは、但馬地方の方言で「私の家」という意味です。
その名の通り、和食のコース料理と聞くと少し身構えてしまいそうなイメージを優しく裏切ってくれる、ほっとする空間が広がっていました。
ご夫婦お二人で営まれているからこその、細やかな気配りが行き届く広さが絶妙です。
まるで仲の良い友人の家に招かれたような、ゆったりと穏やかな時間が流れる店内。
お一人様ならご主人との会話が弾むカウンター席も素敵ですし、小さなお子様連れのご家族なら、気兼ねなく過ごせる仕切られたお座敷席も安心ですよね。

こちらで使われているお皿や食器類は、竹野の街が大好きな西宮の作家さんが作られたものだそう。
魚をモチーフにした可愛らしいデザインは、ひとつひとつ表情が違って思わず笑顔になってしまいます。
なんと、お店で購入することもできるそうですよ。
芸術品のような美しさ!大満足のランチコース
今回いただいたのは、ランチタイム限定のコース(2,800円)。
竹野漁港で水揚げされた地魚や自家栽培のお野菜を中心にした握り寿司、そして手打ち蕎麦が楽しめる全4品の贅沢な内容です。
繊細な手仕事が光る季節の前菜四種盛り

まず運ばれてきたのは、季節を感じる前菜。
この日は、黒鯛の米粉揚げ出し、ホタルイカの酢味噌和え、筍の木の芽和え、そして菊芋のすりおろしのラインナップでした。
目の前に置かれた瞬間、思わず「きれい…!」と声が漏れてしまうほどの繊細さ。

一品一品、細部までじっくりと眺めたくなるような美しい盛り付けに、すっかり心を掴まれてしまいました。
口に運ぶと、それぞれの素材が持つ豊かな香りがふわりと広がります。
「一体どうやったらこんな奥深い香りが出せるんだろう?」と、妻と顔を見合わせて驚いてしまったほど。
シンプルでありながら、裏側にある途方もない手間暇を感じさせる味わいです。

個人的に一番感動したのがホタルイカです。
特有の少しクセのある香りや、舌に残るざらつきが一切なく、とろけるような滑らかさ。
これなら、ホタルイカが苦手な方でも美味しくいただけるのではないでしょうか。

料理を食べた後の器の底には、かわいい魚(陶器)が。
こういう細かい演出は大好きです。
香りと旨味が溢れ出す桜鯛の親子茶碗蒸し

続いての温物は、木の芽餡掛けの茶碗蒸しです。
蓋をそっと開けた瞬間に立ち昇る、爽やかな木の芽とお出汁の香りがたまりません。
スプーンを入れると、とろっとろの柔らかな生地の中に、ホクホクとした桜鯛の身が隠れていました。

濃すぎず薄すぎず、最後の一口まで飲み干したくなるような絶妙な塩梅のお出汁。
心までじんわりと温まる、本当に美味しい一品でした。
新鮮な地魚を堪能できる握り寿司

そして、いよいよお待ちかねのお寿司の登場です。
玉子、コウサイタイ(野菜)、2種類の鯛、天然ブリ、ふぐの豪華な6貫。
お皿の上に並ぶ姿は美しすぎて、手を付けるのがもったいないほどですが、食欲には勝てません。

すべてのお寿司に味がつけられているため、お醤油はつけずにそのままいただきます。
一貫がとても大きくて食べ応え抜群です!
一口食べて驚いたのは、魚の臭みが本当に「一切ない」こと。
実はこちらのご主人、自ら競り場に立って活魚を仕入れ、ご自身で下処理をされているそうです。
特に血抜きには並々ならぬこだわりがあり、毛細血管の血まで完璧に抜く手法を取り入れているのだとか。
だからこそ、身はもちろんのこと、皮や骨の周りまで美味しくいただけるのですね。

大好物のブリは天然ならではの引き締まった旨味があり、初めていただいたふぐのお寿司は、ぷりっぷりの弾力と上品な甘みが口いっぱいに広がりました。
新鮮な地魚の香り、なめらかな舌触り…「久々にこんなに美味しいお寿司を食べた!」と唸ってしまうほどのクオリティです。
出汁の香りがたまらない手打ち蕎麦

コースの締めくくりは、名物の手打ち蕎麦です。
温かいお蕎麦と冷たいお蕎麦から選ぶことができます。

奥さんが注文した温かいお蕎麦は、新玉ねぎの南蛮蕎麦。

ぐつぐつと煮立つお鍋の熱いお出汁に、細めのお蕎麦をつけていただくスタイルです。
一口もらいましたが、少し濃いめのお出汁が上品なお蕎麦にしっかりと絡み、新玉ねぎの甘みがアクセントになっていて絶品でした。

僕が選んだ冷たいお蕎麦は、アカモクと筍、花山椒を合わせたもの。
ネバネバのアカモクが入ったお出汁を、しっかりとかき混ぜていただきます。

軽く炙られて香ばしさが増した筍と、爽やかな花山椒の香り、そしてツルツルとした喉越しの良さ。
最後はそば湯まで。

一度食べ出すと箸が止まらなくなる美味しさで、最後はそば湯までしっかりと堪能しました。
幸せな余韻に浸るデザートタイム

コースにデザートは含まれていませんが、今回は追加で注文をお願いしました。
さくらもち、抹茶シャーベット、フルーツのワンゼリーがけの豪華なセットです。

自家製のシシユズと梅のソーダと一緒にいただくと、口の中でふわりと溶ける抹茶シャーベットのほろ苦さが最高にマッチします。

前菜からデザートまで、すべてにおいて妥協のないプロの仕事を見せていただき、お腹も心も大満足のランチタイムとなりました。
「うちげの料理 八塩」はこんな人におすすめ!

「うちげの料理 八塩」さんは、お料理の美味しさはもちろんのこと、お店の雰囲気、目の前の海というロケーション、そして何よりオーナーご夫妻の温かい空気感が本当に素敵なお店でした。
料理の提供スピードも完璧で、僕たちの食事のペースをさりげなく確認しながら、一番美味しいタイミングで次のお皿を出してくださる心配りには感動しました。
週末に大切な人とゆっくりお話ししたい時、ご両親を連れての親孝行ランチ、あるいは自分への最高のご褒美として。
お酒の種類も豊富なので、ディナー(もちろんランチでもアルコール類OK)はゆっくりとお酒を飲みながら、美味しい料理を堪能できます。
竹野の豊かな海の恵みを再発見できる、わざわざ足を運ぶ価値のある名店です。
ぜひ、次の休日のドライブがてらお出かけしてみてはいかがでしょうか。
よくある質問(Q&A)

「うちげの料理 八塩」近隣情報


「うちげの料理 八塩」お店情報
| 住所 | 〒669-6201 兵庫県豊岡市竹野町竹野735 |
| TEL | 0796-20-4256 |
| 営業時間 | ランチ 11:30~14:00(不定期営業) ディナー 18:00~22:00(完全予約制) ※いずれも事前にご予約・お問い合わせをおすすめします。 |
| 定休日 | 火曜日(臨時休業あり) |
| 駐車場 | あり(5台・無料) |
| 子連れ | OK(キッズメニューは要事前相談、個室あり) |
| テイクアウト | - |
| Web・SNS | 「うちげの料理 八塩」インスタグラム 「うちげの料理 八塩」Webサイト |
| メモ | - |
- 情報が変更されていたり臨時休業等がございますので、訪問される場合、営業時間・定休日・メニュー等は公式情報をご確認ください

