城崎温泉にあるカフェ「TOKIWA GARDEN」さん。
相変わらずおしゃれでございます。
伺ったのはお昼前で比較的お客さんが少ない時間帯でしたが、12時をすぎると続々とお客さんが入ってこられました。
若い方が多く、賑わっていましたよ。
そんな「TOKIWA GARDEN」さんに、新しいランチメニューが登場しました。
今、この時期にしか味わうことができない、ハタハタの「へしこのミルクリゾット」!!
寒いこの時期、こちらの地域では、ハタハタやサバを使った「へしこ」という郷土料理が作られます。
昔からある伝統的な郷土料理「へしこ」と、イタリアンのリゾットとドッキング…!!
めちゃくちゃ興味がある!!
というわけで、奥さんと一緒に「TOKIWA GARDEN」へランチに言ってきました!
城崎温泉のカフェ「TOKIWA GARDEN」の「へしこのミルクリゾット」が美味い!
「へしこ」とは
青魚に塩を振って塩漬けにし、さらに糠漬けにした郷土料理、および水産加工品である。若狭地方(福井県)および丹後半島の伝統料理で、越冬の保存食として重宝されている。若狭の特産品・土産物として、漬け込む魚の種類も「鰯へしこ」「河豚へしこ」などが加わり、福井県で親しまれている。糠を軽く落とし火で炙ったものはお茶漬けや酒の肴に良い。新鮮なものであれば刺身で食べることもできる。
「へしこ」…。
あの「へしこ」ですよね。
僕が子どものころから、自宅の食卓に並んでいた、あの塩っ辛い魚の、ザ!実家料理!!笑
子どもの頃は魚が苦手だったので、ほぼ手を付けることは無かったのですが、大人になってから、相変わらず実家の食卓に出続けていたサバの「へしこ」をお茶漬けにして食べてみたら、ものすごく美味しかったことは記憶に新しいです。
実家の食卓に並んでいたのはほとんどが「サバ」の「へしこ」だったのですが、今の時期、旬を迎えている「ハタハタ」も「へしこ」でいただくことができるんです。
「TOKIWA GARDEN」さんの「へしこのミルクリゾット」は、城崎温泉で有名な魚屋「おけしょう鮮魚」の「へしこ」を使っておられます。
手間暇かけて作られた「おけしょう鮮魚」さんの「ハタハタのへしこ」をいただいたこともあるのですが、しっかりと脂がのっていて程よい塩辛さ、白ご飯がすすみます!
※「おけしょう鮮魚」さんから「ハタハタのへしこ」を作るときの過程の写真をいただきましたので後述します。
「へしこ」といえば、我が家ではお茶漬けだったのですが、それがおしゃれなイタリアンとドッキングして、とても美味しいミルクリゾットになりました。
こちらがその「へしこのミルクリゾット」!!
パッと見た感じのビジュアルは、イタリアンなリゾットそのもの。
※リゾットなので、オーダーしてから多少時間がかかりますので、時間に余裕を持って来られると良いですよ。
チーズの良い香りがします。
「へしこ」が見当たりませんでしたが、スプーンで米粒をかき分けると出てきました。
ちゃんと入ってる!!
さて、「へしこのミルクリゾット」のお味は…!!
おー!!磯っぽい!!
魚の、海の香りが濃厚!!
普通のリゾットと思って口に入れると、思っていたのと違う香りがするのがとても面白い!
結構「へしこ」の存在感が強めですが、チーズとの相性は抜群ですね。
ナッツのアクセントもにくい!
上に乗っかっているレモンをちょっと絞ると、爽やかなレモンの香りもプラスされてまた風味が変わります。
味は言わずもがな、とても美味しかったです!
米のつぶつぶ感、チーズと「へしこ」の香り、バランスが絶妙なんだと思います。
きっとこの「へしこ」を入れすぎると味もバラバラになっちゃいそうな、繊細さも感じました。
これは「へしこ」の新しい可能性を感じることができる一品!
城崎温泉を味わうという意味で、観光客の方にはもちろんですが、地元の方にもいつもと違う「へしこ」の楽しみ方を体験してもらえたらと思います。
この「へしこ」ですが、お茶漬けはもちろん、パスタにいれると美味しいそうですよ。
「ハタハタ」が旬の今の時期だけの特別なメニュー「へしこのミルクリゾット」!
ぜひお見逃しなく!!
城崎温泉のカフェ「TOKIWA GARDEN」の「バケットプレート」が美味い!
奥さんとランチに行ったので、奥さんがオーダーしたランチメニューも紹介しておきます。
「バケットプレート」も美味しかったです。
カリッと焼いたバケットに、自家製ベシャメルソース、国産の厚切りベーコンを挟んでいます。
2種類のチーズがたっぷりとボリューム満点。
バケットのみの単品でオーダーすることもできますし、バケットプレートとしてオーダーすると、フライドポテトとサラダがついてきます。
もうコレは「美味いでしょ!」という間違いないメニュー。
この分厚いベーコンが美味しかったです。
添えてあったピクルスも美味しい。
カリカリのバケットを両手で持って、大きな口を開けてガブリとかぶりついてください。
もう、最高…!
飲み物ののおすすめは、コーヒーも美味しいのですが「自家製レモネード」が美味しいですよ!
こちらもぜひ!!
「おけしょう鮮魚」の「ハタハタのへしこ」の作り方
「おけしょう鮮魚」さんの奥さんは、僕も所属している豊岡市へUターン、Iターンなどで移住してきた先輩移住者が中心の市民ライター達が豊岡の情報を発信するポータルサイト「飛んでるローカル豊岡」の市民ライター仲間でございます。
あと、ご主人は中学時代の野球部の1つ上の先輩だったり。
そんな「おけしょう鮮魚」さんの奥さんから、「ハタハタのヘシコ」の作り方を聞かせていただきました。
※写真は「おけしょう鮮魚」の奥さんからご提供いただきました。
「ハタハタ」を大量に仕入れる!
津居山漁港に水揚げされた「ハタハタ」を大量に仕入れます
頭を落として洗濯機へ!
なんと、魚を洗う用の専用洗濯機があるそうです。
きれいにワタやぬめりをとることで、美味しい「へしこ」に仕上がるのだとか。
そういえば昔、TVでタコを洗濯機で洗うっていうのを見たことがあるな。
大きな桶にきれいに並べて塩をまぶして1週間!
めちゃくちゃきれいに並んでますね。
匠の技!
一段並べて塩をまぶし、二段目、三段目…、と積み重ねるごとに塩をまぶすそうです。
一つの桶に、この状態で五~六段くらい重ねるそうです。
一体どれくらいの量の「ハタハタ」が並んでいるんですかね…。
糠(ぬか)を入れてパウチで密封!
しっかり密封して、この上に重しを置きます。
かなり水が出るので、何度も水を取り除くそうです。
だいたい1ヶ月くらい漬けて樽上げ!
1ヶ月くらい漬けるといよいよ樽上げ。
1ヶ月というのは「へしこ」としては浅漬けの方なのだそうです。
これくらいが美味しいんですって!
この糠がついた状態のままパッケージにします。
糠がついたまま焼くと香ばしく焼けます。
とても手間暇がかかる「へしこ」づくり。
この「ハタハタのへしこ」をはじめ、サバやイカの「へしこ」なんかも「おけしょう鮮魚」さんで購入することができますので、気になる方はぜひ足を運んでみて下さい。
城崎温泉で美味しいランチをお探しの方はこちら
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「TOKIWA GARDEN」お店情報
住所 | 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島788 |
TEL | 0796-21-9126 |
営業時間 | 9:30〜18:00 (LO.17:30) |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 無し |
子連れ | OK |
テイクアウト | OK |
Web・SNS | 「TOKIWA GARDEN」Webサイト 「TOKIWA GARDEN」インスタグラム 「TOKIWA GARDEN」Facebookページ |
メモ | - |
- 情報が変更されていたり臨時休業等がございますので、訪問される場合、営業時間・定休日・メニュー等は公式情報をご確認ください